インプラント治療例  インプラントオフィスおもと総合歯科医院
上顎の臼歯部の噛合わせをインプラント治療で回復した60代男性のケース
<初診時の状態>
男性の方です.上顎には義歯が入っていましたが噛むたびに痛みがあって満足に食事ができないということでした.奥の歯が動いていて抜歯の必要がありました.
<ポイント>
左上7部を抜歯後,同部位に埋入するか,8番に埋入するか本ケースでは迷いましたが,慢性炎症部位での骨質や骨反応に安定性が乏しいこと,咬合状態をみると8番に埋入しても十分クリアランスがあることから8番部に対して埋入を行いました.
インプラント治療を行うための検査として,CT検査は一般的です.上顎を治療する患者様の診断として,上顎洞炎などの病巣がないかどうか,それから上顎洞と鼻腔をつなぐ交通路が十分に開いているかどうかがとても大事になります.
もちろん上顎骨の形態や骨密度を診査し埋入するインプラントの種類を選定してゆきます.
<手術中の状態>
この写真は手術中の写真です.左側上顎に2本のインプラントを埋入しています.痛そうに見えますが,骨は痛みの神経が少なく,局所麻酔が良く効きます.
当院の患者様へ術後のアンケートを行った結果から,97%の患者様が「痛くなかった」と
感想をいただいています.
左右合計6本のインプラントを埋入しました.
骨とインプラントの接着をうながすために3ヶ月の治癒期間をもうけます.
その後は,局所麻酔下でインプラント上の歯肉を切除します.そして噛合わせを作成してゆきます.
<噛合わせが装着された状態>
義歯を使っていた時は,食事の時が苦痛だったけでども,インプラントの噛合わせをいれてから小魚や乾物が頭からバリバリ食べられる様になって嬉しいし,気持ちが明るくなったと,患者様の感想です.
上顎の噛合わせはハイブリッドセラミックを使用しています.レジンとセラミックの性質を併せ持つ材料で,インンプラント治療に最適ですし,見た感じも天然歯のような質感を回復できますので私のお勧めです.

しかし,最近の研究報告等からハイブリッドセラミックは年数がたつとすり減ってくることが多く,噛合わせを長年維持するには少々問題があるともいわれています.

現在当院では,噛合わせについてハイブリッドセラミックからメタルセラミックに変更する傾向があります.