少数歯欠損にインプラント治療した女性のケース 森の風インプラント歯科クリニック
インプラントオフィス
おもと総合歯科医院
数本の歯がなくなった場合,ブリッジにするかインプラントにするか迷う方が多くいらっしゃることだと思います.そのような場合の実際の治療をご紹介します.

上顎の写真は,鏡を使用して撮影したものですので,左右が逆になります.
患者様にとって左側上顎の第2小臼歯が欠損していて,そこにはブリッジがはいっていました.ブリッジですから当然自分の大事な歯を削って治療を行っているのですが,患者様は「もったいないことをした」と後悔しているようでした.
上顎
全体的な歯並びは悪くありません.とても良いのですが,それでも時間とともに歯周病になったり虫歯になったりして,歯を失われてらっしゃいます.とても残念なことだとと思います.
正面
左側
下顎 この写真も鏡を使用して撮影していますので左右が逆になっています.
左側大臼歯に1歯,右側大臼歯に2歯がなく欠損になっています.保険診療の場合
ですと,左側はブリッジになりますし,右側は小さな義歯となります.または,両方とも義歯になることもあります.

保険診療のブリッジや義歯は,治療費が安く,時間もかからず良いです.
しかし,噛合わせの能力は,残念ながらもとの状態に回復することはありません.
患者様が「元の状態を取り戻したい」とお考えの場合,わたしはインプラント治療を
お勧めしております.
このレントゲン写真は,顎の全体像を大まかに確認するために撮影します.
右側2歯,左側1歯,左上1歯に欠損があり
同部へインプラント治療を行うことになりました.
この写真は,埋入を終えて縫合を行った状態のものです.
切開線が小さいので術後の出血は少なく,傷の痛みも少なく済みます.


患者様へ術後の痛みに関するアンケートを行うと95%の方が「全く痛くなかった」3%の方が「少し痛かった」との結果をえました.
この写真は左側下顎大臼歯にインプラントを埋入した状態の写真です.
できるだけ傷を小さくするためには,術前にCT検査が重要です.
左上第2小臼歯(インプラント埋入予定部位)のCTクロスセクション画像です.歯槽骨は十分に保存され,骨質は骨陵が十分に密度のあるよい形態です.インプラント埋入に問題はありません.
鏡を使用して撮影していますので左右逆にみえます.左上顎臼歯部へインプラント埋入している最中の写真です.
歯の根ものと方向をCTにて十分に観察する必要があります.サージカルガイドを用いるとより安心度が高まります.しかし,過信は禁物です.口腔内を十分に観察し誤差がないかどうか所見を確認する必要があります.
インプラントの埋入を終えた状態のレントゲン写真です.予定した通り埋入が完了しています.

上顎のインプラントは,埋入方向が歯によって制限がありますので,慎重に埋入しましたが結果は良いようです.埋入から3ヶ月経過したところで噛合わせの治療をおこないます.

3ヶ月の間,骨とインプラントが結合するのを待ちます.その後,左の写真にあるようにインプラントの頭を出し別の部品に交換し粘膜が治癒するのを待ちます.
粘膜がある程度,治癒したら,形を取ります.そして左にある様に石膏模型を作製し歯科技工士へ噛合わせを作製依頼をします.

これは,オーダーメードのアバットメントの作製を行ったところの写真です.
UCLAアバットメントとも呼ばれています.

最初は仮の歯を作製します.レジンを用いた仮の歯です.
約1ヶ月使用し,歯肉が安定するのを確認したり噛合わせの確認をします.この時間が以外と必要で,最終的な噛合わせが患者様にとって良いものになるかどうか多角的に判断ができます.レジンの歯は,見た目はまあまあ良いのですが,耐久性がなく3ヶ月もすると割れてしまい,長期間の使用には向いていません.
この写真は鏡を用いて撮影していますので,逆にみえます.
インプラントへアバットメントを装着した状態です.隣り合った歯は,患者様の希望によりセラミックに交換する途中の状態で,ここではレジンでできた仮の歯を装着しています.
噛合わせの形は,患者様の歯にも制約を受けますので難しい点があるのですが,このように3本の仮の歯を装着しました.
鏡を使用して撮影していいますので逆になります.
左上顎へ埋入したインプラントが3ヶ月経過しましたので,インプラントの頭の部分の部品をヒーリングアバットメントに交換しました.

骨とインプラントの結合に問題はないようですし,粘膜の治癒にも問題はありません.

鏡を使って,別の方向から撮影した写真です.
穴がありますが,ここからネジを挿入し金合金アバットメントを固定しています.
3本の歯を入れる準備が整いました.いよいよ噛合わせが入ります.
金合金を用い,オーダーメイドのアバットメント(UCLAアバットメント)を作製し,インプラントへ装着したところです.
←これは上顎の写真です.ハイブリッドセラミックという,セラミックと樹脂を混合した材質の噛合わせが入っています.ちなみに現在は,ジルコニアセラミックが主流で,ハイブリッドセラミックの使用は少なくなりました.
患者様のご希望で,現在ホワイトニングを行っていますが,この写真を撮影したときにはまだ行っていません.
小さな虫歯も術前の状態と同じです.多分今後さらに前歯の審美治療をご希望になるのではないかと思います.
右側(鏡使用) 左側(鏡使用)
下顎の臼歯部にも入れ歯ではない,インプラントによる噛合わせが入りました.治療のご協力をいただいたおかげで,予定の通り治療を終える事が出来ました.これからは,歯周病予防も大事ですので,定期的に拝見します.